中学生が「広響バックステージツアー」 - 広島県保護司会 竹原大崎地区

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中学生が「広響バックステージツアー」

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2023.01.30

 社会体験を通じて中学生たちの成長を後押しするニューリーダー研修会(NPO法人青少年サポートクラブ主催、佐伯地区保護司会など共催)が1月28、29の両日、広島市中区で開かれました。今年は「広島交響楽団バックステージツアー」。佐伯区内の五月が丘、美鈴が丘、城山の三つの中学校から合わせて生徒30人と教諭4人が参加しました。

 まず28日は中区のアステールプラザに集まり、広響の首席客員コンサートマスター、三上亮さん(46)の講演を聞きました。貧しい家庭に育ち、中学校まではバイオリンよりも勉強に励んだこと、東京芸大に進んで日本音楽コンクールに毎年出場したものの結局あと一歩で1位を逃したこと、卒業後も欧米に留学して研鑽を積んだことなど、挑戦を続けた青年期を赤裸々に語っていただきました。

 続いて広響の練習を見学しました。指揮者の三ツ橋敬子さんは何度もタクトを止め、音の強弱やテンポを確認していきます。その指示内容を団員が楽譜に書き込んでいく様子など、普段見ることのない演奏会の「舞台裏」を存分に味わいました。

 翌29日はいよいよ中区の国際会議場で本番の演奏会「広響名曲コンサート・音楽の花束~冬」です。司会を務めた華道家の假屋崎省吾さんが生けた満開の桜がステージを飾り、広響も三ツ橋さんの指揮で、ファリャ作曲のバレエ音楽「三角帽子」など華やかな音色を響かせました。

 この研修会は保護司会のほか、佐伯警察署管内少年補導協助員連絡協議会、公益社団法人青少年育成広島県民会議の協力を得て毎年続けられています。

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