広島県保護司会 竹原大崎地区

株式会社イワノ（竹原市竹原町）

代表取締役　岩野直樹さん（58）

（一般土木業、正社員４人）

　主に広島県や竹原市から災害復旧や舗装工事などの公共事業を受注している。モットーはもちろん安全第一。さらに、工事現場周辺住民とのコミュニケーション、信頼関係を大切にしてきたという。

　「『工事を始めます』とまず住民の方々に挨拶することから工期は始まるのだと肝に銘じています。皆さんの協力が欠かせないわけですから、折に触れて、こちらからものを言い、きちんと丁寧に話をする。そして工事が終わっても『お世話になりました』とご近所に挨拶してそこで工期は終わる。そんな意識でやってきました」

　３年前に協力雇用主となった。出所者らの採用実績はこれから。昨年12月には保護司にもなった。

　「若い世代に対し、大人が頭ごなしに『１００％だめよ』と決めつけるわけにはいかないでしょう。その子なりの何か理由、わけがあるのだから、そこを聞いてあげたいと思う。『何があったんや』と。そんな寄り添える保護司、雇用主になりたいですね」